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陶芸作家さんの手作り一点物の凄いドリッパーができました!

陶器なのに、普段店主が愛用しているKONO式と同じくドリッパー内部のリブが途中までなので、しっかりと抽出できる。
そんな店主のわがままを形にした夢のようなドリッパーを、陶芸作家さんに作っていただきました。

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◆◇◆店主の思いを汲み取ってくれた陶芸作家さん◆◇◆
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僕にとって「愛すべき名器」KONO式(コーノ)。
使い方やに癖があるものの、例えば、酸味の強いコーヒーをマイルドに抽出することや、コーヒーの成分を濃厚に抽出することのような、個人の趣味嗜好に合わせた抽出ができるちょっとマニアックではあるけど「愛すべき名器」という位置づけています。

それについては、賛否両論あると思いますけど、僕は、個人的に非常に気に入って愛用しているドリッパーです。まず、これが大前提です。

そんな「愛すべき名器」コーノ式のドリッパーなのですが、1つだけ、不満がありました。それは、プラスチック製のドリッパーしかないという点です。

コーノ式以外に、V60をお勧めしたり使ってみたりしていますが、V60は安価な入門用のプラスチック製の他に、ガラス製やメタル素材のものもあり、僕はガラス製のものを愛用しています。

ところが、コーノ式のドリッパーはプラスチック製だけです。もちろん、メーカーさんのサイトにも明記されている通り、機能上は特に何か問題があるわけでもありません。それに、価格も安くて良心的です。

ただ、どうしても、個人的に「プラスチックに熱いお湯をかけるのがしっくりこない」とか「プラスチックは、暫定的なものや使い捨てな感じがしてしまう」という思いがあり、陶器やガラスで作られているものがないか探してみたりしたのですが、ほとんど見当たらなかったのです。

そんな状況のことをSNSで愚痴ってみたところ、個人的な知り合いの中の陶芸作家さんが「試作してみましょうか?」とお声がけいただきました!もう、神です、仏です。ありがとうございます!

というわけで、即座にお言葉に甘えさせていただきました!

最初のこのお話をしたのは5月くらいで、そこから試作を重ねていただいて、
コーノ式を参考にした形状のドリッパーを試作いただきました。

いや~、やっぱりプロは凄かったです。

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◆◇◆ドリッパーを使用してみたレビュー◆◇◆
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出来上がったドリッパーでコーヒーを抽出してみての率直な感想は、「KONO式とハリオV60の良いとこ取りみたいなドリッパーだな」という感じです。絶妙なリブの長さの影響で、KONO式のようにしっかりとドリッパー上部でお湯をホールドし混ざりあう時間を確保しつつも、KONO式よりは少しだけ早めにお湯が落ち始めるという感じで、ちょうどKONO式とハリオV60の中間ぐらいの速度で抽出が進む感じです。
つまり、KONO式の愛用者だけではなく、ハリオV60で少し濃い目の抽出をおこないたいという方にもピッタリのドリッパーに仕上がっています。

もちろん、陶芸作家さんによる手作りなので、一点一点、微妙に違いはあるのですが、おおむね、傾向としてはこうした感じです。今回販売するドリッパーは、出荷前に店主が実際にドリップをして問題なく抽出できることを確認してから発送しますので、ご安心ください。

今回、販売できる数が、ごくわずかなのと、次回以降の追加製造の予定は現時点ではございませんので、気になるという方は是非この機会にお求めいただければと思います。